2月
7
2007

raison d’etre

2月6日夜、東京都板橋区の東武東上線で、線路内に入った女性と、
女性を助け出そうとした警察官が電車に接触し、女性は重傷、
警察官は意識不明の重体となる事故があった。

ちょっと気になったので、以前に購入した「完全自殺マニュアル」を
本棚の奥から引っ張り出し、鉄道への飛び込み自殺の箇所を
再読してみたところ…
 

 

死体はグチャグチャ、電車は止まって大迷惑。
それでも死にたいときに確実に死ねるので、人気は上々。

 
…と書かれていた。今回の事件において、手段の選択だけは
大きくは間違っていなかった訳ですが、それにも関わらずキッチリ
逝けなかったのですから、ツメが甘かったようですね。
鉄道関係者や乗客、救助に携わった方々に迷惑がかかった
のは勿論、止めようとした警察官まで巻き込んで重態にさせた
挙句、自分は「骨盤を骨折して重傷」程度なんだから、
締まらない話だ。

ネットで調べたところ、実際に請求された例はないと書かれている
サイトが多かったが、前出の書によると、電車への飛び込み自殺の
場合、電車が急ブレーキをかけた時の使用電力料・車輪の磨耗費・
電車が遅れた事の損害賠償金・遺体収容料などの莫大な賠償金を
遺族に請求する権利を鉄道会社が持ち、公にはならないが
訴訟はキッチリ行われるのだとか。
要は、身近な人々にも多大な迷惑をかける訳ですな。

自分の価値や存在意義を、現在若しくは未来に見出せなくなり、
「死」を考える事が人間誰でも1度くらいはあると思う。
だからと言って、周りを巻き込むってのはどうなんですかね?
僕がこの本を読んで得た結論は、どうしても逝きたいなら、
首吊りがヲススメです。「完全自殺マニュアル」にも…
 

首吊り以上に安楽で確実で、そして手軽に自殺できる手段はない。
他の方法なんか考える必要はない。「なーんだ」と思うかもしれないが、
いくら調べたところでこれ以上の手段は見付からないんだからしかたがない。

 
…と、この方法が絶賛されています。だからと言って、”一度お試し”
してしまうと、取り返しのつかない状況になってしまう可能性が
高いみたいなので注意が必要です。自己責任でどうぞw

そんな事よりかくいう僕も、この本を何度も読んでシミュレートを
繰り返した事があったんだけど、その時に最終的に考えたのは、
「では一体僕は何で生まれてきたのか?」という事。
(僕の場合は存在意義なんて高尚な物ではないかもしれないが)
せっかく命を授かったのに、何も成さずしてただ漫然と過ごし、
無駄に生を浪費して終わるなんてつまらない。
教科書等に載っている偉人達が残した業績には及ばないにしても、
この地球に僕が居たという爪痕くらいは残して置きたい。
別に首をくくるのは、それからでも遅くないかなと。

その「存在意義」を見出せなくなったから首を
くくるんだと反論されるのは目に見えているが、
悪いけど僕にはそこまで責任がもてない。
駄目だと思ったら、勝手に首でも何でも
くくればいい。僕には勝手に首をくくる自由を
奪う権利はないから口は出さないけど、
だからと言って、存在意義を見失ってない
方々まで巻き込む権利など持っていないのだ
と言う事は、強く主張せずにはいられない。

 
 


2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

Archives

Recommended