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2007
冷凍保存。
300万円程で遺体の冷凍保存をする会社が、ロシアにあると紹介しているTVを観た。現在3体の遺体を冷凍保存したらしいのだが、30件ほどの富裕層から、遺体保存の依頼が来ているらしい。個人主義の考え方が浸透しつつあるロシアでは、死後も自分の存在を残したいと願う人が増えてきているのだとか。
遺体保存といっても身体全部ではなく、脳だけを冷凍保存するようなのだが、インタビューを受けていたロシアの一般人が、今に保存された脳がコンピュータに繋がり、その中で生き続ける時代がくるかもしれないと答えていた。 |
そもそも、自我として認識しているのは脳内の電気信号なんだから、別に脳といった
物理的な入れ物がなくても、脳内のデータを大容量の記憶媒体に吸い上げて
しまえば、自我の保存は可能ではないか。脳細胞の再生に限界がある事を
考慮すれば、バックアップを何重にもとって、記憶媒体の物理的・論理的破損の
対策さえしていれば、機器のメンテナンスをする人間が存在する限り、コンピュータの
中に自我を永遠に保つ事が可能になるかもしれない。そこへ、現実世界の同等の
データを持った外的要因を送り込めば、コンピュータ内部に社会が生まれる
可能性だって否めない。丁度、映画のマトリックスみたいな世界ですね。
そうなると、その世界の様相は、現実世界とは面白い感じに様相が
変わる気がする。例えば、人格データを格納した媒体毎に「街」が
形成されてみたり。埼玉で亡くなった人は、埼玉サーバに収容される
とかね。記憶を整理するのもコンピュータ任せになるなら、寝る時間は
機器メンテナンスの時間…って事になるのかな。
犯罪なども、当然現実世界では想像できない変化をするに違いない。
どこかの厳重なセキュリティシステムの攻勢防壁に飛び込んで、
”焼身”自殺とか、データである自我が、自分自身に対する管理者
権限を有しているとすれば、自分自身にデータ削除のコマンドを
発効して自殺する事も可能だろうし、逆に誰かの管理者権限を
ハッキングして、データ削除のコマンドを発効した殺人なんてのも
出てくるかもね。窃盗事件なんかも、誰かの人格データを盗んで
捕まった人が、「自分も明るい性格になりたかった…」と動機を
漏らしているニュースが報道されてみたり、自我に大量のデータを
送りつけ、オーバーフローさせてラリってみたりw
2XXX年、世界には生者が住む社会と、死者が住む社会が存在していた。
健常時に予め希望していた者は、死後に脳からデータを吸い上げてコンピュータ内に
取り込まれ、正に第二の人生を送る事が可能…という技術が開発されてから、死後も
自我を残したいと考える希望者達が殺到し、肉体が滅んだ後にコンピュータ内部にのみ
生きる人間が増大。コンピュータ内部に現実世界と同じ現象をデータ化する事で、こちら側にも
社会が形勢される事になり、「死」に対する概念が大きく変わりつつあった。「死」から解放された人類は、最初こそ本来は”死別”する者たちが、コンピュータ内部で
生き続け、再会できる事に喜びを感じたものの、完全にデータ化されてコンピュータに
繋がる事で処理能力も向上した「死後の人間」に対する恐怖が増大し、彼らをあくまで
コンピュータ内部に閉じ込める方針を決定した。そんなある日、「死後の人間」の中のある科学者チームが、外部(=現実世界)に出る
ための入れ物…すなわち、人間の肉体に相当するパーツを、現実世界の人間に秘匿して
研究開発する事に成功。所詮はデータである彼らは「生者」たちを妬み、徐々に現実世界へと
進出・浸透し、自分達の世界と同じ環境へ世界を統一するための計画を、密かに
推進しつつあった。
…なんて、SF小説チックな社会になりそーでワクワクしますねw
そう考えると、既にUSBで繋がってる僕なんかは、バッチリ時代を
先取りしちゃってる訳ですd(゚∀゚*)ネッ
ヲチが内輪ネタでスマソ (:D)rz
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