●YS-11
1962(昭和37)年7月11日に三菱小牧工場でロールアウトした試作1号機が、
1ヶ月に渡る性能検査を経た8月30日、「YS-11 PROP-JET」と描かれ、200人
以上のマスコミを招いて実況中継放送が行われる中、初飛行を行ってから44年。
国産唯一の旅客機である「YS-11」が、9月30日午後の
沖永良部―鹿児島便を最後に、国内の定期運航便から引退した。
これにより、日本の民間の空から国産の飛行機は消える事になる。
そういやジャンボジェットとして有名な「747」はボーイング社だもんね。
連合国の占領下から再独立し、GHQによる日本企業への、飛行機の
運航や製造の禁止が解除された事により、1956(昭和31)年、かつて
航空王国だった日本の航空機を再び飛ばしたいという航空技術関係者が
渇望していた国産民間機計画が打ち出され、翌年から
「財団法人 輸送機設計研究協会」(通称「輸研」)が設立されて、
小型旅客輸送機の設計が始まった。モックアップ公開後は、政府主導で
設立された日本航空機製造(NAMC)に開発が引継がれ、1960(昭和35)年に
実機の制作を開始。1962年7月から試験が開始された。
試作1号機が初飛行を行った年の12月18日には、現天皇陛下を招いて行われた
完成披露式典で試作2号機が初飛行。試作機で露出した数々の問題点を克服し、
1964(昭和39)年に運輸省の形式証明書を取得。同年9月9日には、
東京オリンピックの聖火を日本全土へ空輸し、国民に航空復活をアピールした。
【参考サイト】
≫asahi.com - 初飛行から44年、国産の翼「YS-11」国内便から引退
≫JAL航空機コレクション - YS-11
≫N.Hirai's Homepage - さよならYS-11
≫三菱重工業株式会社名古屋航空宇宙製作所 - 【戦後】民間輸送機Photo Gallery





